2011/10/29(土) 高所順応登山中に幻の花「綿毛トウヒレン」発見

 

●●●トレッキングデータ●●●

~~高所順応登山2回目~~
ナ村ロッジ(4188m )12:39発 → ナ村ロッジ(4188m)14:50着 歩行距離2.6km
標高差 469m  総上昇量 469m  総下降量 469m  歩行時間2h11m

移動データ

昨日はあれだけ弱気になり、今日は一日寝ていようと思っていた。七時に起こされた
がなぜか頭痛も良くなり睡眠不足のはずなのに眠たくない。
すっかり体調を取り戻した。

氷の小川


朝食後、靴下1組とハンドタオルを小川で氷を割って洗濯。
お湯を少しかけ泡立たせて、小川の中ですすぐが10秒と我慢できない。

翌日からのテント泊とアタックに備えて装備のチェックに昼までかかる。

パサンカーミと高所順応登山




昼食後に高所順応のためナ村より460m高い裏手の山頂(標高4647m)に二人で登る。
距離2.6kmを約1時間で駆け上がる、パサンは息一つ乱さない。
きわめて順調な仕上がり、良い汗をかいた。高所にはしっかり順応出来ているのだろうか。





YouTube パルチャモ峰日誌-0801 2m12s




綿毛トウヒレン

山腹で珍しい花に出会う、何気なく写真を撮ったが、ネットで調べると。

「梅里雪山の長い雨期に、標高4000メートルを超える岩場を歩いていると、奇妙な植物に出合うことがある。全体が綿毛に包まれたトウヒレンだ。内部には小さな花が多数入っていて綿毛で保温されているため、セーター植物ともいわれる。滋養強壮や婦人病などの漢方薬としても珍重されるので、見つかるとすぐに摘み取られてしまう。乾燥して小さくなった姿が市場に並ぶのは哀れだが、最近は日本でも売られているようだ。文=小林尚礼」

綿毛トウヒレン





5~6種類有るそうだが、冷たい山中にふわっと温かみをもたらす。






部屋で汗を乾かす




ちょっと汗をかきすぎた、晴れて日当たりは良いのに空気が冷たいから服が乾かない。
部屋の中はもっと乾かない。ロープと洗濯バサミは持って行った。
結局、湯たんぽに巻いて、寝袋に入れて乾かした、汗をかくほど歩いてはいけない、平地と違うのだ。




ナ村での一日休息、夕食後やっとパソコンにスイッチを入れる気分になった。
四日前から充電できる環境では無く、一週間先まで充電が出来ない。手帳に書き留め
て一気にパソコンに打ち込む。昼では見えないほど画面を真っ暗にして、ヘッドラン
プを薄明かりにすれば10時間はバッテリーが持つ。
いま深夜1時、さあそろそろ寝ないと。
さあ明日から別世界に突入です。