2011/10/30(日) 世界一壮観でワイルドなトイレ チュキマ(4571m)ティーショップ

 

●●●トレッキングデータ●●●

ナ(4188m)09:38発 → チュキマ(4571m)13:41着 歩行距離7km
標高差 383m  総上昇量 436m  総下降量 113m  歩行時間4h03m

移動データ

氷河湖土手

チュキマへ向けて出発、氷河湖の土手が見えてきた、土石流で押し流されてきた土手です。そこを越せばヒマラヤ最大の氷河湖が有る。地球温暖化のため水位が上がり決
壊の恐れがあるため、ノルウェーの援助で水門を作り24時間監視している。もし決壊したら今まで通って来た村すべてが流される。無線ですぐに村々に連絡が着くようになっている。薄茶色に粉塵で汚れた湖、氷河に押され両崖から絶え間なく落ちる岩が岩に当り粉塵を作りだす。周辺はホコリで一杯、風が吹けば歩けなくなるだろうというほど。


YouTube パルチャモ峰日誌-0901 3m31s




ダムの反対側の土手に 世界一壮観でワイルドなトイレ発見、誰もいなければウンチしていたところだ

YouTube パルチャモ峰日誌-0902 1m04s




見張り小屋

水門の見張り小屋で、パソコンを300ルピー(1Rp=\1)で充電してもらう。80%しか充電出来なかったが十分だ。
見張り番の副収入だろう。

その見張り小屋にチェコの若い夫婦が一泊していた。パルチャモ峰に登るそうだ、一緒に行けたら仲間が増えて楽しかろう。


チュキマTEASHOP



チュキマに到着、小さなロッジにおばちゃん一人で営業している。チュキマ ティショップとシャレた看板を上げているが、カマド一つの岩室であることは何処とも変わらない。横を流れる川が奇麗だが、これをそのまま調理に使う、沸騰させれば大丈夫だとか。
すぐ横に有るホコリまみれの氷河湖とは全然別の雪解け水とは思うが。



YouTube パルチャモ峰日誌-0903 48s




私のテント

私のテントだけは自前です他はレンタル。
パサンカーミが手早く張ってくれた、至れり尽くせりだ。今まで山下さんとずっと同じ部屋だったが、やっと個室だ、気兼ねなくパソコンを打てる。昨晩も寝ていたと思ったが、私が一時まで起きていた事を知っていた。
仁科景子さんチーム、フランス隊、私たちと、ポーランドの夫妻で10張りくらいのテントが有る。ポーランド人は案内人もポーターも付けずに反対側から越えてきた二人とも身長2mは有りそう、峠を越えるには一人30kg以上の荷物が必要になる、すらりとしているが、なかなかの力持ちだ。

ナから峠越え専門のポーターに変わると言っていたが、
見つからなかったのか、見つけなかったのか。

パサンの義妹ダワダモと山ちゃんが口説いていた新婚さんダワディキ。
二人の女性が荷物持ちとしてナ村から来ていた、一人3~40kgは担いでいる。
この時はテシラプチャ峠(5755m)がどんなに危険か知らなかったけど
平地を40kgも担いでスイスイ歩いて行くのを見ただけでも恐れいる。
どんな腰をしとるんだい?!

パサンカーミと高所順応登山

チュキマ・ティーショップでみんなで夕食。
左からダワダモ、ロッジの女主人(後姿)、景子さん、ダワディキ、山ちゃん、パサンカーミ
屋根の有るロッジで食事が出来るのはこれが最後です。

いま午後九時を少し回った、外はマイナス4度、テントの中は零度。山ちゃんから入り口を三分の一くらい開けるように言われたが五分の一にしま~す。寒さより酸素不足の方が危険らしいが、顔が冷たい。


明日はテントを撤収したりで忙しい出発になる、さあもう寝よう。体調は十分です。
しかしまだまだ高度は上がるし、もっともっと寒くなる。