3.楽しい仲間たち


石巻専修大学内に有るボランティアセンターの前に到着すると、熊本ナンバーの軽自動車が止まり大きめのテントを張っていた、さっそく声をかけると三十代のお兄さんが二人。
一人は熊本の市立図書館前でインド食堂を経営する松本さん、一か月前インドで一カ月間ボランティアをしてきた、帰ってくると東北が大変な事になっている、インドでボランティアをして日本のボランティアをしないわけにはいかないと同じ日に石巻に到着した。
もう一人は同じく熊本で造園業をしている田上さんはインド食堂のお客さん、松本さんに引っ張られてやって来た。

その隣のテントは藤沢市からやって来た電気工事士の反町さん、前日からボランティアをしている一日先輩、私はその間にテントを張り、四人は意気投合しチームを組むことになった。



ボランティアセンター前


その時点でテント50~60張りボランティアは200~300名くらいだったでしょうか。
みんな十分な情報も無いのにとにかくやって来た行動派ばかり、宮崎から北海道まで全国のナンバーの車が見事にそろっている。

私は二日間余り寝てなかったのでその日は早くから寝た外はマイナス三度、冬用の寝袋と、夏用の寝袋を重ね寒さは感じなかったがテントを持ってこずに寝袋だけで外で寝ていた若い女の子に翌朝出会った
若さはすごい、私にはできない。

宮城の日の出は福岡より45分早い。4月5日の日の出は5時17分。日の出からみんな動き出す。

朝食を作り、歯磨きトイレなどを済ませ、みんなと情報交換。チームを作って申し込んだ方が早く仕事が回ってくるということで昨日、反町さんが作業していたチームに私と熊本の二人が合流することになった

 ボランティア受付

まず、ボランティアの登録、住所・名前・血液型・資格・車が有るかなどなど記入する、現場まで車で20~30分かかるので車は貴重だ、夜行バスに乗り継いできた若者も多い。

市の方からボランティア保険を無料で加入させてくれる、家から出て帰るまで、現場でもし誤って家財などを破損した場合も出るらしい。ボランティアに参加した時のみ一年間有効な保険だ。


 

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